年々小さくなるチップ抵抗
携帯電話やデジカメの高機能化、軽量化に伴い表面実装で使われるチップ部品も年々小さくなってきている。
チップ抵抗は一番小さいもので0402というサイズがある。そして某大手では0201の研究も進められている。チップサイズは小さくなればなるほど実装機のスペックもそれなりのものでないと本格的に使えない。それを手半田でつける、修正することは神業に近い。
チップ抵抗は小さくなれば安くなるものじゃなく、一番多く使われているサイズが一番安い価格となる。価格は代理店や購入数によりことなるが安く調達できるところでは1ヶあたり0.08円程度で購入できるが購入ロットはとてつもない数を購入しなければならない。試作や小ロットで使うのであれば価格は高くなってもネットショップなどを利用すると無駄な在庫を持たなくていいのでお勧めです。
チップサイズ
チップ抵抗サイズのあらわし方として0402はゼロヨンゼロニーと呼びます。
なぜ0402かというとチップの縦のサイズが0.4ミリ、横のサイズが0.2ミリだからです。当然吹けば飛ぶくらい小さいです。
その次に大きいのは0603です。読み方も0402と同じでゼロロクゼロサンで縦0.6ミリ、横0.3ミリになります。これでも米粒より小さい大きさです。0603は既に携帯電話やデジカメなどで一般的に使われています。
次の大きさは1005でイチマルマルゴーと呼び、現在一番多く使われております。大きさは縦1.0ミリ、横0.5ミリになり、このクラスでは手ハンダ付けが可能になります。
1005と同じくらい使われているのが1608。読み方はイチロクマルハチです。この大きさまでチップ抵抗の表面に抵抗値が表記されており、見た目で抵抗値が分かります。
そのほかのチップ抵抗の大きさは2012(ニーマルイチニ)、3216(サンニーイチロク)、3225(サンニーニーゴ)、4532(ヨンゴーサンニー)、5025(ゴーマルニーゴー)、6432(ロクヨンサンニー)位まであります。
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チップ抵抗の表示
ディスクリートタイプの抵抗ではカラーコードと言われる色線で抵抗値が分かりましたが、1608以上のチップ抵抗の場合、部品表面に書かれている表示で抵抗値が分かります。例えば103と書かれていれば10Kオームの抵抗です。104なら100Kオームです。覚え方としては3桁目が0の数として103なら3個0をつけて読めば10000オームと理解すればいいでしょう。残念ながら許容値は見た目では分からないものが多いですね。
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