[エアキャップ]
エアキャップ:Aircap
-解説-
エアキャップとはポリフィルムの貼り合わせに気泡を持たせた緩衝材で実装済み基板の梱包で破壊防止に使用することが多い。
一般的に「エアキャップ」とか「プチプチ」とか呼ばれるが両方とも登録商標である。
(「エアキャップ」は
宇部フィルム、「プチプチ」は
川上産業)
実装業界では帯電防止材や導電材で加工したものを使うのが常識です。
黒いのが導電材加工、ピンク、青が帯電防止材加工 |
一般的に使われているピンクや青ですが、帯電防止剤は表面に帯電防止材をコーティングしているだけですので使用するたびに帯電防止効果は無くなっていきます。
黒は材料そのものに導電材を添加しているので何度でも使用可能です。
ちなみにICトレイなど導電材を練りこんでいるものは黒になります。
しかしながら黒でも必ず導電材とは限らないものも存在しますので、その点は部品メーカーに問い合わせしたほうがいいでしょう。
値段の差を気にしなければ黒を薦めますが、単価は4、5倍くらい高くなります。
ピンクや青といった色の差で帯電防止の程度は変わらないのでピンクは共晶半田、青は鉛フリー製品といった区分けに使用するのが一目瞭然でわかりやすいと思います。