[フィーダ]
フィーダ:Feeder
-解説-
電子部品をマウンターに供給するユニット。
テーピングリールにはテープフィーダ、QFPなどマトリックストレイで梱包されているものはトレイフィーダ、スティック部品はスティックフィーダ、バラ部品等はバルクフィーダがある。
フィーダは装置メーカーによって違いがあり、同じメーカーでも年式によっては使えないものもある。
[フラックス]
フラックス:Flux
-解説-
半田付けを行うにあたり最も重要な補助材料がフラックスです。
フラックスとは英語のFlow(流れる)を示すラテン語から来たと言われています。
つまり半田をきれいに流してやるにはフラックスが必要なのです。
フラックスの構成成分はベース材(20〜30%)、活性材(0.2%〜1%)、溶剤(70〜80%)の3種類です。
ベース材は通常ロジン(松ヤニ)が使われます。その役割は金属表面の清浄作用、再酸化防止作用です。
活性剤はアミン、アミン塩酸塩が使われており、役割は金属表面の清浄作用です。ベース材でも清浄作用はありますが、効果は小さい為、清浄作用をより強力にするために使用されます。
溶剤はフラックス成分の70〜80%を占めております。
溶剤自体は半田付けに効果があるのではなく、上記のベース材や活性材が固体である為、溶剤で溶かして液体にしなければなりません。
すなわちフラックスがどこで使うかによって(糸半田、クリーム半田、棒半田)粘度を調製する必要があり溶剤はフラックスの粘度調製のために使われます。
*フラックス無しでは良好な半田付けは絶対にできません。
[ブリッジ]
ブリッジ(ショート):橋
-解説-
半田付けの不良モードの一つでショートと同義語。
回路的に繋がっていないところに橋渡ししてしまうことからブリッジという。
[フリップフロップスタート]
フリップフロップスタート:Flipflop start
フリップフロップスタートとは、フリップフロップを英語でいうと「ドッタン バッタン」ということを例える用語でシーソーの上下運動のようなことを指す。
電子回路の知識を持っている人ならわかると思いますが、SMT用語でのフリップフロップスタートはリフローメーカーのタムラがリフローの立上方式をフリップフロップ方式を採用している。
リフローには上下にヒーターがあり、下のヒーターを70%、上のヒーターを30%の割合でヒーターをオンにし、下のヒーターが設定温度まで上昇すると下ヒーター30%、上ヒーター70%とに切り替わる。
なぜこういう風な方式を採用しているかというとリフロー立上時に上100%、下100%で立ち上げると合計200%。フリップフロップスタートなら合計で100%。その分省エネになります。
しかしながらその分立上は遅くなります。
タムラリフローではフリップフロップか通常かは購入する際に選択します。
[プレヒート]
プレヒート(プリヒート):Preheat
プレヒートとは予備加熱のことである。実装業界では半田付けする際に半田付け溶融温度まで一気に温度をかけずに、まず、半分くらいの温度をかけてから半田付け温度まで上昇させる。
プレヒートに関してはこのページで説明しております。